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W杯出場国32チームが出揃ったので強さ順にランクづけして戦術・フォーメーション・注目選手等を紹介/28位 ロシア🇷🇺

28位/ロシア代表(スボルナヤ、Свфяиaya)
FIFAランク65位、2大会連続11回目、W杯最高成績4位(66年)

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今回のW杯開催国ロシア。

バルト海から南下したノルマン人ヴァイキングルーシ)が先住民のスラブ人を征服、同化して生まれた国。(ロシアはルーシの国、の意)やがてウクライナに南下し、ウラディミル1世時代に東ローマ=ビザンツ帝国主催のギリシャ正教を国教としたことで、アジアから抜け出し、東ヨーロッパ世界の一部となる。

その後ドイツ騎士団スウェーデンと戦うためにも強大なモンゴルの支配下にあったものの、イヴァン3世時代に独立を果たし、雷帝イヴァン4世時代に東ローマ=ビザンツ帝国が滅んだことでロシアは、東ローマ帝国をひきつぐ"ローマの後継者"を自称し、国章にローマ帝国の象徴である「双頭の鷲」を刻印した。

 

その後も先を行くヨーロッパの大国に並ぶために豪華絢爛な宮殿を立てたり、大量に美術品を買い取って文化性をアピールする(エルミタージュ美術館)など、田舎者に見られないように見栄を張り続けた歴史がある。その野望は増長し、ピョートル大帝時代に北方戦争スウェーデンを破りバルト海覇権を確立、エカチェリーナ2世時代にヨーロッパ列強の仲間入りを果たし、ソ連時代には世界の半分を支配するにまで至った。

 

「大国」アピールのために国家の威信をかけて戦うW杯は勝ち上がることが絶対だが、EUROの不甲斐ないグループリーグ敗退、コンフェデもグループリーグ敗退と最近の実績は微妙。

監督はイタリア屈指の名将カペッロCSKAモスクワスルツキなどが務めるも解任され、現在はロシア人のチェルソフ。世代交代を進めたことでメンバーには小粒で経験の少ない若手選手が目立ち、その陣容で勝つために5バックを敷いた。

 

後ろの守りを固めて相手からボールを奪取、両サイドを経由して前線へと素早く攻撃を仕掛けるカウンタースタイルだが、今のところ失点数が多く、守備はあまりうまく機能していない。

さらにカウンターではFWが少ないチャンスを活かすことが求められるものの、ツートップのスモロフココリンはどちらも決定力不足に悩んでいる。

3月の親善試合ではベルギーに3-3、11月にはアルゼンチンに0-1、スペインに3-3と優勝候補国相手に善戦。プーチンの睨みがあるだけになんとか結果を残したいイレブンだが。。。


■基本フォーメーション5-3-2

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■注目選手

▼アレクサンドル・ココリン
所属:FCゼニト・サンクトペテルブルク(露)
FW センターフォワード サイドアタッカー

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オフザボール(ボールを持っていない時)の動きに優れる快速アタッカー。飛び込みと足の振りが早いので、DFがシュートブロックをする前に素早く強烈なシュートをブチかます。

一方、じっくりボールを持たせても局面での打開力があるのでサイドをドリブルで駆け上がるウイングとしても優秀。一番の課題は決定力で、シュートをふかすことが多いが、今シーズンは所属するゼニトでも得点ペースが良くW杯での爆発も期待される。