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インテル編/海外サッカー入門向けに強豪クラブベスト20チームの戦術と選手を紹介してみる Part 20

これから海外サッカー見たいなという人のために自分なりに20チーム選出して紹介。

 

 

20位/インテル(Football Club Internazionale Milano)
所属:セリエA 本拠地:イタリア・ミラノ 監督:スパレッティ

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1908年にACミランから分離して創設。イタリア人を中心にしようとするミラン派に対し、外国人を積極的に受け入れようとする国際派が集まり、インターナショナルを名乗った。
ホームスタジアムはスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ (ミランと共有、通称『サンシーロ』)。

 

セリエビッグ3(白黒・赤黒・青黒)の一つであり、これまでにリーグ優勝18回、欧州チャンピオンズリーグ優勝を3回成し遂げている名門だが、ここ数年は低迷気味。

 

2005-2010年にリーグ五連覇を達成している。
2004年にマンチーニを監督に招聘、翌年にカルチョスキャンダル事件を仕掛けてユベントスから1位を剥奪し、ミランを2位から引き摺り下ろして繰り上げ優勝を果たすと、
失格でセリエBに降格したユベントスからイブラヒモビッチヴィエラを引き抜いて2006年-07年と続けて優勝、


さらに2008年には名将モウリーニョ監督に呼び優勝。09年にはエトーミリートスナイデルチアゴ・モッタを獲得してリーグ戦優勝、国内カップ戦優勝、CL優勝のセリエ史上初となる三冠を達成した。

 

カルチョスキャンダルをメディアにチクり(?)、ユベントスセリエBに追放し、ミランを低迷させ、ドサクサに紛れての国内五連覇であったため、他2クラブ、特にユベントスファンとの対立は根深いが、この時のインテルは間違いなくヨーロッパ最強のチームだった。

 

2013年にインドネシア資本、2015年に中国資本がクラブを買い上げ、外資クラブとなる。

 


今季より鬼軍曹スパレッティが監督に就任。
基本的な戦術は、重心を低くとってDF陣が並ぶ最終ラインをかなり後ろに設定し、ボールを奪取した途端に素早いパスで縦へ縦へとボールを運ぶ典型的なカウンターサッカー。

 

「みんなで後ろを守って相手からボール奪うから、そしたらすぐに走ってなんとかして点決めてきて」というクソ戦略だが、前線に三枚ワールドクラスがいるので実際なんとかなる寸法。

 

とにかくボールを渡しておけばなんとかなる世界屈指の地蔵(=動かない)センターフォワードイカルディ
ドリブルからのクロス精度では今や世界三本の指に入る左ウイング・ペリシッチ、長年イタリア代表でクロスマシーンとして君臨し続けてきた右ウイング・カンドレーヴァ

 

しっかりと守備固めから入り、攻撃は個人の能力頼みという戦略は、イタリアらしいといえばイタリアらしい。


ローマを率いていたように攻撃はもちろん、守備構築にも長けるスパレッティ監督。スロバキア代表の若手CBシュクリニアルの獲得で守備が安定したインテルは、現時点でセリエ最少失点と、鉄壁を誇っている。長友もSBのスタメンとして絶賛貢献中だ。

 

最終ラインを前に前にと高く上げる戦略が世界的にフツウな中、インテルの守備ラインは最後方にあるので、守備陣も後ろを気にせず安心して守れるのはメンタル的に大きいのかもしれない。

 


インテル 2016-17シーズン
https://youtu.be/BLg0kZJbtvk

 

■今季の基本フォーメーション4-2-3-1

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<有名選手>

 

マウロ・イカルディ/アルゼンチン代表
FW センターフォワード

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世界最高の地蔵センターフォワード
彼はひたすらゴール前を陣取って動かない。そして手を合わせ目を閉じ天に祈る、
頭の中に電流が走った瞬間カッと開眼し、次の瞬間にはゴールを決めている。

昨シーズン38試合24ゴール。

 

 


イヴァン・ペリシッチクロアチア代表
FW 左ウイング、サイドアタッカー

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かつてドルトムントに在籍していただけに、走って走って走りまくれるスピードドリブラー

相手DFの骨盤の動きを見切ることができるため、ドリブルで切り込んでいくときは簡単に逆をついて簡単に振り切ることが出来る。1対1にクソ強い。

クロスマシンだが、得点能力も高く、187センチのフィジカルを存分に活かしたボールキープやヘディングは性能抜群。

 

 

ユウト・ナガトモ/日本代表
DF サイドバック

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インテル在籍日数6年と半年、現在クラブ最古参のユウト・ナガトモ先輩。


スタミナお化けとしてリーグでも有名で、三十路に入ってもフィールド上を走りまくっている。

 

これまでインテルは長友以降に、
ブラジル人SBのジョナサン、ウルグアイ代表ペレイラ、ローマから来たブラジル人ドド、チェルシーから来たウォラス、
バルセロナから来たモントーヤニューカッスルから加入したイタリア代表サントン、ポルトから加入したブラジル人アレックステレス、フェネルバフチェから加入したトルコ代表エルキン、アルゼンチン代表アンサルディ、
今季もバレンシアからポルトガル代表カンセロ、ニースからブラジル人ダウベルトなどをクラブに迎え入れているが、
その誰もが結局は長友とのスタメン争いに敗れていき、

今年も鬼軍曹スパレッティに気に入られた長友インテルの左サイドバックのファーストチョイスになっている。