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ライプツィヒ編/海外サッカー入門向けに強豪クラブベスト20チームの戦術と有名選手を紹介してみる Part.17

 

17位/ラーゼンバルシュポルトライプツィヒ (RasenBallsport Leipzig e.V.)
所属:ブンデスリーガ 本拠地:ドイツ・ザクセン州ライプツィヒ 監督:ラルフ・ハッセンヒュッテル

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ドイツに爆誕したレッドブル資本のチーム。
ドイツリーグ4部から、わずか4年で1部リーグへ昇格を果たすと、開幕から13試合無敗。一時は首位に立ったりと、昨季はまさに快進撃の一年で、初年度にしてバイエルンに次ぐドイツリーグ2位にまで昇りつめた。

 

レッドブルオーストリア企業だが、ドイツサッカーリーグに本格参入。クラブ名に「レッドブル」を使おうとしたがリーグのお偉いさんにダメと言われたので省略して「RB」を付けた。クラブの紋章からしレッドブルだし、本拠地スタジアムはレッドブルアリーナ。レッドブルの潤沢な資金を生かして優秀な若手をかき集め、ジュニアチームで育成するという方針を取っている。

 

2016-17年シーズン、ついにその才能を開花させた若手軍団がドイツトップリーグを蹂躙した。

 

チームの戦い方はまさにレッドブル。フォーメーションは4-2-2-2、ホイッスルが鳴った瞬間から闘牛のようにフルスロットルでゴールへと粉塵舞いあげて突き進む。

 

闘牛軍団には「前」しか見えない。サイドパスやバックパスをほとんど使わず、ひたすら縦へ縦へとパスを送る。がむしゃらに突っ込み、ゴール前でバタバタといろんな選手がシュートを押し込むプレーはウイイレ初心者のゲーム操作かよとツッコミたくなる。

 

強烈なプレッシングでボールを奪うと、ひたすら全員でゴールまでダッシュ。攻撃的で爽快なプレーはファンを巻き込み、刺激的なアドレナリン全開サッカーで魅了する。


■2016-17シーズンのライプツィヒ
https://youtu.be/PmDB8SnhK0Q

■今季の基本フォーメーション4-2-2-2

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<有名選手>


◆エミル・フォルスベリ/スウェーデン代表
MF サイドアタッカー

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特徴はボディバランスの高さ。
卓越したボディコントロールで接触プレーになっても体制を崩さずフィニッシュやラストパスに持ち込める。
前線に一瞬生じたスペースに鋭く飛び込んでボールを受け、すぐさまゴールやアシストを決める。
キック精度が高く、FKでは無回転シュートを蹴る。

 


◆ナビ・ケイタ/ギニア代表

3列目からの効果的な上がりが得意。前線の動きに引っ張られ、敵ディフェンスが空けたスペースに侵入し、シュートを決める。

体格はそこまでなく、スキルが豊富なわけでもない。だがボール保持能力がすこぶる高く、相手に奪われずにボールを長い距離運ぶことができる。

豊富な運動量を生かして、どんな攻撃パターンにも必ず顔を出して参加する。

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◆ティモ・ヴェルナー/ドイツ代表
FW センターフォワード

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「まるでロケットみたいな超速」

by ドイツ代表監督レーヴ

 

めちゃくちゃ速い快速ストライカー。
足の速さを生かしてゴール前に走り込み点を決める点取り屋、昨季22得点。

 

それだけではない。ヘディングの巧さがハンパない。ゴール前で競り合うには決して大柄ではないが、素早く落下点に回り込み最適なタイミングでジャンプできるので、空中戦に打ち勝つことができる。(「まるでグレネード(手榴弾)だ」by レーヴ)

 

さらには、果敢な仕掛けやオフ・ザ・ボールの動きも抜け目がなく、前線にスペースを生み出す能力が高い。

相手プレイヤーを嘲笑うかのような切れ味抜群のドリブル突破。素早く飛び出し、高く飛べる。

センターフォワード不足のドイツ代表において、レーヴ監督の期待を大きく背負う、新時代のドイツを引っ張る21歳の若き逸材だ。