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俺とオマエのFIGHT CLUB

ホ乳類はいかにして「オッパイ野郎」となるに至ったか?

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化石発掘作業:ホ乳類がオッパイ野郎に至るまで

 

 

カンタンに進化史を振り返ろう。

 

 

──まず、両生類から爬虫類系統 (竜弓類)ふたつに枝分かれしたホ乳類の先祖群 (単弓類) は、トカゲ型(盤竜類, 図上)から→ケモノ型(獣弓類, 図下) へと次第に進化していく。

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まず、トカゲ型の段階で、ホ乳類系統は体温調節のための「帆」を獲得した。この「帆」には汗腺っぽいものが通っていて、そこから水分を蒸発させることで体温調節に役立っていた。

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つぎにケモノ型の段階では、この体温調節機能をさらに向上させることで恒温性を獲得し、さらに体毛を生やすようになった。

 

このケモノ型動物類は現在で言うサイやトラ、カバ、オオカミ、鼻のないゾウ・・・とにかく様々な姿に進化し、恐竜以前の世界(3億年前〜)を牛耳っていた

 

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↑当時の陸上最強動物・イノストランケビア(全長3.5メートル)。ホ乳類系統。

 

恒温性とそれに基づく代謝量のデカさはホ乳類系統の特徴だ。当初、ハ虫類系統よりもホ乳類系統が栄えたのは、単純にエンジンの馬力がデカイから、という理解でいい。

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たとえば、クルマ界最速のブガッティ・シロンは0→100キロまで加速するのに2.5秒、最高速度h平均431キロ、1500馬力というエンジンを載っけた超モンスターカーだが、その燃費(=代謝)はもちろんクソ悪い。

 

市街地走行時で約3.8km/L、高速道路走行時で約5.9km/L、時速400km/h走行時には0.8km/L(100リッターの燃料が12分で空っぽ)という有り様だ。

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──その一方、変温動物であってエネルギー消費が少ないハ虫類系統は、俺たちホ乳類よりもはるかに「生存コスパが良い。ヘビ、カメ、トカゲの類を飼ってるハ虫類愛好家なら知っての通り、奴らの餌やりは一週間に一度とかでいい。

 

「ただ生きる」ためには水と酸素とメシをそれほど必要としないってわけだニートになれる素質がある)

 

就職氷河期働かずに生きるニートが大量発生するように、地球の大規模気候変動期においても、働かずに生きられるやつら──ハ虫類が大量繁栄した。

とにかく毎日働かないと生きていけないという人種=サラリーマンは、世間に仕事が無くカネもない不景気時代には適応度がすこぶる低くなる。

 

 

酸素、水、メシが豊富に無いと生きていけないようなヤツらは死ね──そんな気候変動が地球上で生じたのが、地質時代における古生代中生代の狭間の期間:P-T境界だ。

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古生代ペルム紀(P)中生代三畳紀(T)にかけての火山活動の活発化により、

地球上では現在のアメリカ大陸とほぼ同じ面積を溶岩が覆い、火山灰は成層圏まで噴きあがって日光を遮る分厚い雲となり、地球は大きく冷え込んだ。

 

また火山活動によって、二酸化炭素の増加と酸素の欠乏が地球レベルで生じた。

  

ペルム紀大絶滅、わずか20万年で

──恐竜の時代よりはるか昔、地上に火災が広がり、沿岸の海中では酸素が欠乏するという苛酷な環境の中で、地球上の生物の約90%が絶滅した。このほど発表された研究によると、地球史上最大と言えるこの大量絶滅は、始まってから終わるまで20万年もかからなかったという。 2億5200万年前、ペルム紀二畳紀)末に起こった「大絶滅(Great Dying)」と呼ばれるこの大量絶滅は、6500万年前に恐竜を滅ぼした白亜紀末の大量絶滅ほど有名ではないかもしれない。だがペルム紀末の大絶滅は、地球上の生命をほとんど消し去るほどの規模だった。

 

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──この天変地異により、地球上の生命は大量絶滅を余儀なくされたのだ。

 

 

カンブリア爆発以降の海洋生命体のほとんどが死に絶え、また陸上生命体はホ乳類系統のほとんどが絶滅しハ虫類系統にその後の"覇"を譲った

(──さあ、ジュラシックワールドの始まりだ)。

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それで、わずかに生き延びたホ乳類系統はどうなったか?

 

 

──こうなった。

 

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恐竜先輩の陰でひっそり生きるインキャ!(夜行性)

 

 

代謝量=酸素消費量が莫大で、生き延びるには多くのメシを必要とするホ乳類系統の恒温動物たちは、ネズミサイズの奴らを除き、絶滅する他なかった。


この「小型化したネズミサイズの奴ら」が、俺たちホ乳類の直系先祖だ。

 

ここで重要なターニングポイントが生じている──子どもを胎生化させたのだ。

 

ご存知の通り、魚類─両生類─ハ虫類─鳥類ルートはだいたい卵生だ。* つまり子どもではなく、卵を産む。

 

 

しかし、ホ乳類の先祖のネズミたちは、卵生→(卵胎生)→胎生と出産システムを新たに切り替えた。なぜか?──前述の通り、酸素不足&食料不足の環境において、うまく子孫を紡いでいくためだ。

 

 

ホ乳類は胎生化することで、母親は酸素と食料 (養分)を、母体の血液を介して確実に赤ちゃんに届けることができるように進化した。

 

──その延長線上に授乳がある。「胎内で自らの血液を吸わせる子育て=妊娠」が、「出産後にも自らの血を吸わせる子育て=授乳」へと発展した。

 

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よく知られているように、汗や涙、おしっこ、膣液、母乳など、ヒトの体内から体外に放出される体液は、大体 血液が元になったものだ(精液は例外だ) 。

 

つまるところホ乳類とは、母親が自ら身を投げうって、子どもに「血」を吸わせて育てる動物群 のことだ。

 

妊娠中だけでなく、産まれた後も「血を吸わせたい・・・!」そんなママたちによって活用された機能が、もともと恒温動物が発達させてきた汗腺だった。

 

その汗腺機能を利用して子どもに栄養分や免疫成分を含んだ「汗」を舐めさせていたのが、やがて乳首からでる汗を舐めさせるスタイル:「授乳」になる。

 

母乳を分泌する乳腺は、もとはアポクリン汗腺が微妙に変化したものなのだ。

 

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──だから当たり前だけど、ホ乳類だけがオッパイを持つ。

 

この、母性愛すさまじい「オッパイ機能」を神聖視したかの有名な博物学者リンネ(分類学の父)は、オッパイをもつ動物群のことを “Mammaliaオッパイ族, ラテン語「乳房の」)”と名付けた。

 

 

 

 

マンマリア、すなわち

オッパイ野郎。

 

 

 

 

 

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このオッパイ野郎!

 

 

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このオッパイ野郎!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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 このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 


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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 


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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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このオッパイ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

オッパイ野郎。

 

──それがまぎれもなく俺たちホ乳類の正体なのだ。

 

 

 

そして、この「オッパイ」で結ばれた “母子の繋がり” こそが、

俺たちホ乳類が「感情」システム「表情」コミュニケーションを機能的に備え持つことになった遠因となる。

 

 

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*出産形態:子どもか卵か?

・ハ虫類にもホ乳類同様に胎生のものもいる(恐竜のうち、海で暮らす首長竜の仲間など。クジラのように子どもを出産した)

・また、サメやシーラカンスなどの古い軟骨魚類、ボアやカナヘビなどの一部爬虫類、アブラムシなどの一部昆虫類は卵胎生(腹の中で卵を孵化させる→子ども出産)だ。

 

・卵生のホ乳類・・・ホ乳類のなかでもカモノハシやハリモグラなどは卵生だ。これに限らずオーストラリアには変なヤツらが多い。超大陸パンゲアが分離したことで、他大陸から一目散に離れてしまったオーストラリアでは、ホ乳類は独自進化を遂げている。

 

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オーストラリアには、前述の卵生2種とカンガルーやコアラなどの有袋類が200種以上。

 

それ以外の、“ふつうの胎生ホ乳類” は、空から飛んできたコウモリと、海から泳いできたアシカやアザラシ、クジラなどしかいない(ダーウィンが感銘を受けるのも当然だ)。

 

有袋類は子宮のなかで子どもを大きく育てるのでなく、小さく産まれた子どもを袋 (育児嚢) のなかに放り込んで育てる。(──母親はまさにお袋さんというわけだ!)

 

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