『恋愛はアタマじゃ無くて、ハートでやるものだ』
──全くもってその通り。だから、ハートの理を学び、身につけ、実践しよう。
世の中に愛や恋を生みだし、動かし、進展させるもの──いわゆる、”ことばにはできない何か”について、それをことばで説明することは必ずしも不可能だろうか?ノーと言っておこう。
ヒトとヒトの間に生じるフィーリングはつねに何らかのロジックと共にあり、この世で起こるあらゆる"魔法"の裏にはマジシャンが仕掛けたタネがある。
当ブログは、ヒトの恋愛行動の仕組み(how it works)と構造(structure)を根本から解き明かそうとそるものだ。
そして、そこに見出されたヒト=ユニヴァーサルな恋愛原理(ロジック)によって、身の周りや世間で起こるあらゆる恋愛事象を一掴みにし、場面ごとに、目的に応じた最適な意思決定セオリーを考えたい。
生物学的な定義では人間とはあくまで「生物」だ。生物存在の定義に人間というものはすっぽり収まる。それなのに俺たち人間は、その意識があまりにも希薄だ。無意識かタブーか、生物学者は自らの研究対象や、研究結果の適用範囲から「ヒト」をしれっと除外する。
/ 毛の無い類人猿──ホモ・サピエンスの生態を(改めて)観察しよう。
彼ら(自分)の思考・振る舞い・何気ない行動の一つ一つに『なぜ』を問い掛けてみることから、おもわぬ気づきが得られる。
実は、それらのほとんどが、最新の進化心理学が解きあかした所によると、「生存」と「セックス」のどちらかに紐付いている。
(ところで、「セックス」という単語が出てくると、"ビックリ"してしまうヒト個体の数はかなり多い。何故なのだろうか?;そんなことだって、ヒトという種の進化の歴史を紐解くことで、おおよそ分かってくる。)
「恋愛は文化の産物だ」という人がいる。「進化」と「文化」は全くの別物?否、そんなことはない。ヒト文化は、生物種の進化の土台の上に成り立ったものだ。レベルの違いこそあれ、あらゆる生物種が、種としてのカルチャーを持っていると言っていい。
人間のculture(文化)を産み育んだものは、まぎれもなく、生物進化というculture(土壌)だ。人類史600万年、霊長類史6500万年、あるいはそもそもの始まり;"生物の誕生"から35億年かけて、俺たちはいま、こうして暮らしている。連綿と受け継がれてきた遺伝子のリレー、紡がれてきたいのちの系譜のなかで、ヒトの脳や身体はいま、このようにして形作られている。
そして少なくとも16億年前ー有性生殖の始まりから、「セックス」は「生存」とともに生物にとっての至上命題であり続けている──人間にとっての恋愛も、その延長線上にある。「愛とか恋とかにうつつを抜かすもんじゃない」と人はよく言うけれど、それこそが現実逃避かもしれない。/ 最後に進化生物学の知見から、すべての男にとってポジティブな事実を一つ。「男のモテは、誰でも身につけることができる」。──女が言う、"カワイイはつくれる!"よりももっとはるかに、血となり肉となり、実体を伴った形で。
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