ベンフィカ編/海外サッカー入門向けに強豪クラブベスト20チームの戦術と有名選手を紹介してみる Part 12
12位/SLベンフィカ
所属: プリメイラリーガ 本拠地: ポルトガル・リスボン 監督: ルイ・ヴィトーリア
ポルトガルリーグで史上初の4連覇を達成。FCポルト、スポルティング・リスボンとともにポルトガルビッグ3とされ、リーグ優勝32回を誇るポルトガル最強・最大の名門、SLベンフィカ。
才能の宝庫として有名で、近年ではディ・マリアやダヴィドルイス、コエントラン、ヴィツェル、マティッチ、ベルナルド・シルヴァ、オブラク、ロドリゴ、ガイタン、アンドレゴメス、レナトサンチェスなどの逸材を次々と育て上げた。今季はCBリンデロフをマンUへ、GKエデルソンをマンCへ、SBセメドをバルサへ輩出。
昨年はCL準々決勝でバイエルンを手こずらせるもベスト8敗退、今年もCLベスト16に進出し、ドルトムントに一度は辛酸を味あわせるなど、欧州の舞台でも安定した強さを発揮している。
ジェズス政権から2年前にチームを引き継いだ監督ルイヴィトーリアだが、好調を継続。
しっかりと組織されたコンパクトで堅固な4-4-2フォーメーションが行うハイラインのプレス、隙をついて繰り出されるカウンターの一撃。
そして攻撃から守りの展開に転じた瞬間、即座に最終ラインを整えて相手を抑え込む。
「ベンフィカ的」なサッカーをリーグだけでなく欧州の強豪相手にもやってのけられるのは、ポルトガル王者のメンタリティゆえである。
ベンフィカ 2016-17
https://youtu.be/H8ENFvecAdU
今季の基本フォーメーション4-4-2
<有名選手>
かつてバレンシアに所属していた。セレソンでも若いうちからその才能に注目されていた生粋のシャドーストライカー。伸び悩んでいたが、30過ぎてからポルトガルで才能を爆発させ、暴力的なまでにゴールを決めているベンフィカのエース。
テクニックを活かしながら、ベンフィカの中盤でチャンスを演出し続ける。機を見て自らもペナルティーエリアに進入し、積極的にシュートを打っていく攻撃的なプレーヤー。プレーのみならずルックスもイケメンで、ベンフィカのアイドル。